Clauses[節]について 2 Noun phrase [名詞句]とVerb phrase[動詞句]

文 構造 句 文法
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さまざまな組み合わせで成り立つ節(節=文の最小単位)

 

名詞句と動詞句

 

英語では、名詞句(Noun phrase)と動詞句(Verb phrase)があって、はじめて節を作ります。文の最小単位です。

 

ぶつ切りの単語ではなく、「子供が、笑った」のように、主語The Childrenと、動詞laughedがあってはじめて文になります。

 

The children laughed.

 

ただし、普通、節は、名詞と動詞以外にも、様々な語句がくっつきます。

 

 

命令形以外、主語が必要なのが英語ですが、主語がない場合には、ThereかItを用いて主語を作ります。

これは、見せかけの主語になります。

 

例文There were twenty people at the meeting.

It’s a good day.

 

 

自動詞と他動詞

 

文の最も短い形が、Noun(名詞)とVerb(動詞)の組み合わせです。

 

He smiled.

 

この形が成り立つためには、動詞が一つで意味を持っている必要があります。

これを、Intransitive Verb(自動詞)といいます。

 

He wanted…

 

この動詞の場合は、これだけでは意味が通りません。

一体なにを欲しがっていたのかが分からないからです。

 

wantがくれば、必ず「何をという目的語が必要になります。目的語は、物や事なので、Noun Phrase(名詞)が入ります。

 

He wanted a new bicycle.

これで初めて意味が通ります。

 

名詞句        +   動詞句      + 名詞句

Some of the children    had been playing      football.

 

名詞一語がいくつか重なって句を形成し、動詞も一単語ではなく、句を形成すると、文は長くなっていきます

 

 

補語C

 

動詞の後に、Adjective phrase(形容詞句)が続く場合、この形容詞句の部分を、補語と呼びます。

 

Complementです。

Complementとは、補うという意味です。

 

Noun+Verb+Adjectiveの形をとる動詞を、link verbsと呼びます。

 

I    (名詞)+         am (動詞) +     weak (形容詞) .

 

同じ使い方で、形容詞に修飾された動詞と似た働きをする、名詞句を取る場合があります。

これは、動詞が~の状態になる、~の状態にみえるという形容詞的な後を後ろに取る場合です。

 

be,  become,  seemなど

 

例文Our neighbor was a strange man.

近所の人という名詞句が、状態を表す動詞を修飾し、動詞+形容詞に似たはたらきをしている。

 

He became a doctor.

医者という名詞句が、~にいなるという状態を表すbecameを修飾子、動詞+形容詞に似たはたらきをしている。

 

 

giveとbring

 

giveやbringなど、いくつかの動詞は、目的語が二つ必要なため、二つのパターンで言い換えられます。

 

「誰に」「何を」をあげた、渡した、という場合です。

 

直接目的語(Direct Object)とは、あげるもの、渡すものそのものです。

間接目的語(Indirect Object)とは、あげた、渡した相手のことです。

 

誰に、何を→前置詞はいらない

何を、誰に→前置詞が必要

 

前置詞を用いて、「誰に」を表現する場合には、直接目的語を動詞のすぐ後ろに置き、前置詞を用いずに、二つの名詞句を並べる場合には、誰に、何を、の順番で文をつくります。

 

Noun Phrase Verb Noun Phrase

(Direct Object)

Prepositional Phrase(前置詞句)
She gave some money to him
Noun Phrase

(Indirect Object)

Noun Phrase

(Direct Object)

She gave him some money

 

 

 

動名詞を使い、動詞を名詞的に用いる場合。 N+V+~ing

 

Everybody likes shopping.

 

 

不定詞を使う場合。  N+V+to + infinitive

 

They agreed to help.

 

 

直接目的語、間接目的語を使って表現するパターン

 

行動が目的語になる場合

 

She told him to go home.

 

 

That節を用いて、報告、アイデアを説明する、要約する

 

N+V+(that)+節

 

He said that I had to see a doctor.

I thought that he was a nice guy.

 

この場合、thatは、主語や述語そのものを表しているのではなく、that以下にもう一つ文を続けますという合図なので、省略できます。

 

He said I had to see a doctor.

I thought he was a nice guy.

 

 

直接目的語、間接目的語を利用した文をthatを用いて使う場合

 

She reminded me that.  (彼女がそれを思い出させてくれた)

 

それ、について説明を加えた場合。

 

She reminded me that it was time to go.

 

 

要約、報告、疑問、問題点について、目的語を必要とする動詞

 

例:explain, ask, know

 

何を、という目的が必要な場合に、whatやif節を用いて説明を加えます。

 

She explained what we had to do.

 

He asked if I was ready.

He asked me if I was ready.   「誰に」を間に入れることも出来ます。

 

I don’t know what to do.

 

 

熟語を含む文

 

動詞は、Verbとparticle(助詞と訳されますが、動詞を助けてくれる単語です)で、熟語を形成している場合があります。

 

 

例えば、come in,  take out,  give backなどは熟語として成り立っていますが、言い換えができます。

 

She gave the money back.

She gave back the money.

 

 

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