Conditional [仮定法]の使用法
仮定法----0の仮定
仮定の話ではなく、「~すれば、〇〇になります」という、あることをすると、結果はこうですという不変の事実を述べる時の表現です。
例文If you heat water, it boils. (仮定ではなく、水を熱すれば沸騰するという事実を述べています)
When the sun goes down, it gets dark. (仮定ではなく、太陽が沈めば暗くなるという事実を述べています)
仮定法----1つの仮定
現実に起こりうる仮定の話をしている時に使用する用法です。
例文I’ll go shopping on the way home if I have time. (現実の話しです。時間があれば、ということは、時間がなければ買いものはできないため、仮定の話になります)
If it’s a sunny day tomorrow, we’ll go to the beach. (明日晴れたら、ということは、晴れなければ起こらない出来事なので、仮定の話になります)
仮定法----2つの仮定
実際には起こらないであろう「非現実的で不可能」なことを話す時の用法です。
① もしも~だったらという非現実的なことを仮定します
② 現実になっていれば、こうなってたのにという不可能なことを仮定します
If + past simple(過去形) + would+infinitive(不定詞)
例文If I won a lot of money, I’d buy you a house.
(宝くじなどで大金を当てるという状況は、現実的ではありません。そうした非現実的な状況で、家を買ってあげるという非現実的な約束をしています)
比べてみよう
今が夏だとします。そこで、明日雪が降ったらスキーに行こう、と言ったら2の仮定の話です。
夏なのに雪が降るという非現実的な仮定 + 降ればスキーに行くという仮定
If it snowed tomorrow, I’d go skiing.
しかし、今が冬だったら、それは現実的な話しになるので、1の仮定の話になります。
冬なので、雪が降る確率は高いので現実的なこと+降ればスキーに行くという仮定
If it snows tomorrow, I’ll go skiing.
複雑な仮定法の用法
仮定法----3つの仮定
If + past perfect(過去完了) + would+perfect infinitive(完了不定詞 have done)
過去のことについて、仮定の話をするときの用法です。
① 過去の話であるという仮定
② もしも~だったらという仮定
③ こうなっていたはずなのにという仮定
例文If I had studied harder, I would have gone to university.
(過去の話しである仮定と、その頃に勉強をきちんとしていたらという仮定と、そうであれば大学に行けていたという仮定の話しです)
過去と現在、未来の仮定が混ざる場合
Clause(短い文)とClause(短い文)でできる文が、過去と未来の組み合わせであったり、現在と未来の組み合わせであったりする時の仮定法です。
If she had gone to university, she might have a better job.
(過去の仮定の話をしていて、もしも大学に行っていたらという話しをしているので、はじめの文はpast participleですが、もっと良い仕事に就けたのにというのは、今現在の時点の話しです)
Should=If
丁寧な仮定法を用いた表現として、ifの代わりにshouldを使うことができます。
特に、「質問のある方は遠慮なくどうぞ」と伝える言い方は、shouldの表現を使うことが多いです。
例文Should you have any questions, please feel free to ask me.
Ifと同じ仮定の用法を持つ他の語句
例文As long as
I will go as long as it is free.
So long as
You can go to a beach with us so long as you finish your assignment before that.
Providing
He’s welcome to come along, provided that he behaves himself.
Otherwise
Let’s go now. Otherwise, we’ll be late.
Unless
You’ll miss the bus unless you walk more quickly.
※unlessについては、不可能なことについての仮定を述べることはありません。