法助動詞[Modal Verbs]1

助動詞 can could should 文法
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Modal Verbs [法助動詞]

 

法助動詞は、動詞をたすける役割を持っています。

動詞に意味を加えると同時に、法助動詞が変化することで過去や未来などの時間軸の情報も伝えます。

法助動詞を用いる場合には、動詞は原形になります。

 

助動詞[Auxiliary verb]との違い

 

英語の助動詞は、be動詞、完了形として使用するhave、一般動詞に使用するdo, doesです。

 

助動詞も法助動詞も、先頭に置くことで疑問文をつくります。

また、動詞の前に置くことで、動詞に意味を付加する役割を持っています。

 

I have a pen.      一般動詞のhave            Do you have~? で疑問文にします。

I have had a pen.    完了形のhave               Have you had~? で疑問文にします。

I am having a baby.       Be動詞(amの場合)       Are you having~? で疑問文にします。

I do have a pen.     一般動詞を使う場合、doを使うことで強調の意を足すことができます。

 

I do play tennis. と言うと、私、テニスしますよ!という強い意味になります。

 

Be動詞、完了形のhave、一般動詞に使用するdo, does, didは、動詞そのものの意味は大きく変えません。

完了形や進行形の形で、時間軸の意味を付け加える、または、強調の意味や疑問文としての役割を果たします。

 

Modal Verbs(法助動詞)の例

 

現在完了(過去の時点から今まで) 過去

 

現在

 

未来

 

could have

 

could

 

can

 

will be able to

(※1)

might have might/may may/might may/might
should have should shall Shall I~?

Shall We~?

Should(命令・義務)

would have

 

would

 

Would~?

would

 

will

would(仮定法)

must have

 

had to

(※2)

must

 

will have to

(※2)

Must(命令・義務)

 

※この表は、現在好まれる英語の使用法に基づいて分類したものです。

(※1) 助動詞を二つ連続では使えないため、will can という表現ができません。

(※2) 過去に~をしなければならなかったという表現にはhad toが使われます。未来形は助動詞を二つ使えないため、have toを使います。

 

助動詞の場合、助動詞の後には原形がくるというルールがあるため、助動詞+hadという形が取れません。

そのため、過去完了という形はつくれません。

基本的にはWillと同じ用法で使用できます。(表を参照

 

 

助動詞が伝える、可能性の度合い(Possibility)について

 

could,  might,  mayについては、将来的に不確かではあるが、起こりそうな確率がある事柄について話すことができます。

 

They might come later.        後で来ると思うという可能性について伝える。

They may come by car.        車で来ると思うという可能性を伝える。

If we don’t hurry we could be late.   急がなければ、遅れちゃうという可能性を伝える。

 

Willと同様、完了形として使うことができます。

Couldは過去の意味としても使用できるので、過去完了であることもあります。

 

It’s ten o’clock.  They might have arrived now.   今という時点までには着いているはずなのに、という現在完了形です。

They could have arrived hours ago.         1時間前の時点には着いるはずなのに、という過去完了形です。

 

 

現在形で習慣を表すことがありましたが、Canを使用すると、一般的にこんな可能性があるという説明ができます。

 

It can be very cold in winter.        冬にはとても寒くなるかもしれないという、一般的な話

You can easily lose your way in the dark.   暗闇では簡単に道を見失うという一般的な話

 

Couldを利用して、一般的な事柄について述べることもできます。

 

It could be very cold in winter.   冬には、とても寒くなるでしょう。

 

CanとCouldの用法の違いについてはこちら

 

 

否定をする場合は、否定形にします。

 

Might → Might not

May → May not

Can → Cannot  (スペースを空けずにnotをくっつける。一語になっています)

Could →Could not

 

確実にこうなる、と断言できる場合には、MustかShouldを使用します。

 

It’s getting dark.  It must be quite late.   暗いから、夜遅い時間に違いないと断言しています。

 

It’s nearly six o’clock.  They should arrive soon.    もう6時に近いから、もうすぐ皆が到着するはずだと断言しています。

 

Must have +過去分詞と、Should have+過去分詞は、過去の出来事にについて、こうすべきだったという時の表現です。

(しておくべきだった。~だったに違いない。)

 

They hadn’t eaten all day.  They must have been hungry.

(彼らは一日中何もたべていなかったから(過去の時点で終了している出来事)、お腹が空いていたに違いない(過去の状態について言及している))

It’s nearly eleven o’clock.  They should have arrived by now.

(もうすぐ11時だ。 もう着いているはずなんだけど(過去の時点で終了しているはずの出来事))

 

助動詞の時制別の使用例

 

I can do it !(現在)

I could have done it. (現在完了)

I will be able to do it!(未来)

I could do it. (過去)

 

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