Rを発音してみよう
舌を巻く? 立てる?
実際に発音をする時に、Rの発音は「舌を巻く」とならったのだからと、舌を丸めることに意識がいってしまう人もいると思います。
けれど、舌を丸めるのには限界があるし、喉の奥に突っ込む勢いでまるめても苦しいだけ。まさか、そんな大変な舌の動きをネイティブの人々がしているかといえば、そうではないはずです。
舌を立てて、壁のようにすると、音がこもると思いますが、そのこもった音こそがRの大人のです。
単語の中でRの音を発音する時間は一瞬です。
その一瞬の間に舌を立て、Rの音を奏でてから、次の音へと移行するのです。次の音は、ringであれば、iの音ですし、roadであれば、oの音となり、その単語ごとに異なります。
ただ、アルファベットとしてのRを発音するだけの場合、例えば、スペルを説明する時にRだけを発音するといった場合には、舌は立てた状態のままで音が完結します。
つい、アールの、ルを言おうとして、舌を戻しがちですが、それは間違った音になってしまうので、カタカナに引きずられないように注意しましょう。
第四話
日本人の英語の壁は、週二回更新!