長文読解 初級のリーディングのこつ

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初級の長文読解は、主語と動詞を見抜くことが鍵!

 

資格試験や大学受験などの場合、英語学習の程度によっては英文を見ただけで頭が痛くなるという方もいるでしょう。

 

英語で書かれた文の全てを理解したいという気持ちが先立つと、試験の時にはつまずいてしまうことがあります。

 

試験の際には、試験に受かること、試験で良い成績を収めることを優先し、英語をしっかりと理解したいという気持ちは、普段の学習の時のために取っておくことが大切です。

 

試験の場合には、「時間内」に、「好成績を収める」ことに重点を置きます

 

下記の文章を見てみましょう。

 

たったの2文ですが、この長さです。

見た瞬間に、読む気を無くす文章ですね。

 

There has, in recent years, been an outpouring of information about the impact of buildings on the natural environment; Information which explains and promotes green and sustainable construction design, strives to convince others of its efficacy and warns of the dangers of ignoring the issue.

 

Seldom do these documents offer any advice to practitioners, such as those designing mechanical and electrical systems for a building, on how to utilize this knowledge on a practical level.

 

文を分割して理解する

 

1.主語動詞だけを抜き出す

2.前置詞ではじまる部分は()で囲む。文の中の文は〈〉で囲む

 

There has, (in recent years), been an outpouring of information (about the impact)( of buildings )(on the natural environment); Informationwhich explains and promotes green and sustainable construction design, strives to convince others (of its efficacy) and warns (of the dangers)( of ignoring the issue)〉.

 

Seldom do these documents offer any advice to practitioners, (such as those designing mechanical and electrical systems)( for a building), (on how to utilize this knowledge)( on a practical level).

 

※下線はofferの目的語です。

 

主語と動詞だけを読むことで、何の話をしているのかがつかみやすくなります。

 

注意点は、There is やThere areなど、主語が文の後で書かれている部分です。

 

この文の場合、There hasのThereは、an outpouring of informationです。

 

あふれんばかりの情報があります。という言葉から始まっています。

 

An outpouring of information has been thereとしてしまうと、主語の比重が重くなってしまいます。

 

ThereやThisなどは、主語の比重を軽くして、読みやすくするために使われていますので、それらが示している主語を理解しておきましょう。

 

 

青色の主語と、黄色の動詞を中心に、簡単に訳してみましょう

 

あふれんばかりの情報がある。

 

その情報というのは:グリーンで、持続可能な建築デザインについて説明し、促し、ストライブし、危険を警告するものである。

 

これらの書類がアドバイスすることはほとんどない。

 

分かるところだけ拾ってみると、「自然環境や建築に関する話をしているのではないか」ということがつかめてきます。

 

分からない単語はとばして、分かる単語を拾って情報を肉付けしましょう。

 

 

 

()の部分も含めて、もう少し訳してみる

 

(自然環境への建物の影響について)あふれんばかりの情報がある。

 

環境に優しく、持続可能な建築設計について説明、促進する情報は、(その効果について)他者を説得し、(この問題を無視することの)危険について伝える。(建物の機械や電気的なシステムの設計を行う、実際に設計に携わる人に対して、)(こうした知識を(実際に)どう用いるのかについて)これらの情報が書かれたものは、(めったに)忠告をしない。

 

日本語訳をすると考えると、不自然な部分もありますが、これだけ理解できれば、問題文は解けると思います。

 

 

 

英語と日本語の違和感を埋めるために  ―翻訳してみよう―

 

この頃では、建築物が自然環境に与える影響についての情報は大量にある。情報は、自然に優しく、持続可能な建築設計について説明、これを推進し、その有用性について人々が理解できるように努め、この問題についてを無視することの危険性を警告する。

しかし、これらの文書が、建築物の機械や電気系統の設計者に対して、現実的にはどのようにしてそうした知識を運用すれば良いかについて助言することはめったにない。

 

試験の場で、上記の文のように、英文を日本語で理解するのと同じレベルで理解したいと思うと、時間はいくらあっても足りません。

 

大学受験などでは、自分の英語能力よりはるかに上のレベルの英文が試験問題として使われることも多くあります。

こうした場合には、試験は試験と割り切って、自分の理解度に合った読み方をしましょう。

 

主語と動詞は〈〉や[]で囲むなどして、すぐに見抜くくせをつけましょう。

余分な情報は()で読み飛ばすなどして、必要な場合にのみ読むようにします。

 

 

 

 

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