関係代名詞[Relative Pronoun]1

関係詞 which that who 文法
スポンサーリンク

関係代名詞の用法

 

関係代名詞とは

 

二つの関係している文がある時に、その文をつなげる役割をするのが関係代名詞です。

 

家を借りました。 家は家具付きです。

この文の場合、「家具付きの家を借りました。」と言い換えることができます。

 

このように、関係ある二つの文を結びつけようとする場合、共通の名詞(例文の場合は家)に説明を付加していきます。

関係代名詞は、その名に明らかな通り名詞です。

 

副詞のはたらきをする関係副詞についてはこちら

 

 

関係代名詞を使用した文のつくり方

 

英語の場合には、元の文となる文に、挿入する文の共通の語句を関係代名詞であるthat, which, whoseなどに置き換えることで文を結びつけます。

 

例文The house [that we rented]was fully furnished.

 

二つの文に分解すると、以下のようになります。

 

例文The house was fully furnished.  元の文

We rented the house .  挿入する文

 

挿入する文の中で、thatに置き換えられているthe houseは、目的語です。

そのため、この場合は目的語として使われる関係代名詞のthatを使用しています。

 

挿入する元の文において、主語だったのか、目的語だったのか、所有の意味なのかによって使われる関係代名詞が異なります。

 

元の文と挿入する文を入れ替えてみます。

 

例文We rented the house .   元の文

The house was fully furnished.         挿入する文

 

例文We rented the house that was fully furnished.

 

この場合、関係代名詞のthatは主語の役割をしています。

 

元の文のどの役割をしている語句を関係代名詞にするか

Subject(主語)

関係代名詞は省略できません

Object(目的)

関係代名詞は省略できます

Possessive(所有)

関係代名詞は省略できまません

who whom, who whose
which which whose
that that

 

 

人に使われる関係代名詞は、who, whom

もの、や事柄について使われる関係代名詞はwhich

どちらにも使用できるのがthat

 

 

主語として使われる関係代名詞

 

例文The teacher [that came with him]has already left.

 

以下の二つの文の、主語の部分を重ね合わせていることになります。

例文The teacher has already left.

The teacher came with him.

 

The teacher=thatです。

 

主語を繰り返さないためにthatを用いています。

 

この場合のthatは省略できません。

主語は、省略できません。

 

 

 

目的語として使われる関係代名詞

 

例文You shouldn’t believe everything [that you read in the newspaper.

 

You shouldn’t believe everything.

+

You read everything in the newspaper.

 

目的語として使用する関係代名詞は省略できます。

例文You shouldn’t believe everything  you read in the newspaper.

 

 

whoでつなげる文が目的語の場合には、whomを使用することもあります。

 

例文Have you seen those people who we met yesterday?

Have you seen those people whom we met yesterday?

Have you seen those people we met yesterday?                 目的語を省略した場合。

 

 

よくある間違い

Have you seen those people who we met them on holiday?

Whoが目的語の役割をしているので、後に続く文の中に目的語を入れて、繰り返しにならないように気を付けてください。

 

所有の意味で使用される関係代名詞

 

主語として使われる場合

 

例文The student whose phone just rang should stand up.

 

The student should stand up.   元の文

+

The student’s phone just rang.  挿入の文

 

この場合、元の文の主語に挿入しようとしている主語が、所有の意味を持っています。(生徒

そのため、whoをwhoseという所有の形で使用します。

 

目的語として使われる場合

 

例文She is the author whose books many people buy.

 

She is the author.                                      元の文

+

Many people buy the author’s books.   挿入文

 

 

前置詞の目的語となる場合の用法

 

前置詞の目的語として関係代名詞が使われている場合について

 

関係代名詞に置き換わる部分を省くと、前置詞で終わる文ができあがります。

 

例文Who was the man who you were talking to?

 

Who was the man?

+

You were talking to the man.

 

例文That’s the house where he live in.

That’s the house.

+

He live in the house.

 

この場合、関係代名詞は省略できます。

 

例文Who was the man you were talking to?

That’s the house he live in.

 

まとめ

 

二つの文に分解した時、挿入する文の主語か、目的語か、所有の意味を持つ語かによって、関係代名詞の選び方、省略できるかどうかが変わります。

 

 

タイトルとURLをコピーしました