仮定法 [Conditionals] 2 時制の一致

IF 仮定法 文法
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Time clauses[時間節]とConditionals[仮定法]の場合の時制の一致

 

~の時に、~の後で、~までになどの時間による制限を受ける文が、仮定法で使われる場合に、そうした時間節がどのような形を取るかに決まりがあります。

 

when,  after,  untilからはじまる時間節が続く場合、未来の話を現在形を用いて表します。

 

 

例文I’ll come home when I finish work.  

仕事が終わったらという仮定の部分は現在形です。

 

You must wait here until your mother comes.
お母さんが来るまではという仮定の部分は現在形です。  Must, Shouldは、~しなければならない、で未来のことを表します。

 

They are coming after they have had dinner.

夕飯を食べ終わったら、という仮定の部分は、have+hadで現在完了なので、現在形です。

 

have+過去分詞は現在の時点を含んでいるので、現在形であることに注意が必要です。

 

 

ifとunlessではじまる節の場合も、未来のことを現在形を用いて表現します。

 

例文We won’t be able to go out if it is raining.

雨が降っていたらという仮定を現在形にしています。

 

I will come tomorrow unless I have to look after the children.

子供たちの世話をしなくてよければ、という仮定を現在形にしています。

 

 

if節では、未来形はほぼ使いません。注意して下さい。

 

if it will rain. → if it rains.

 

if節で、未来形を使うのは、約束や提案をする時のみです。

 

例文I will be happy if you will come to my party.

We should finish the job early if he will help us.

 

ifが仮説的(hypotheses)に使われる時

 

この場合には、if節を過去形にすることによって、現在のこと、未来のことについて話せます。

 

現在のことをifで仮定的に話す時

 

She could get a part if she really tried.

頑張れば、役を取れたのにという、現在の話

She cannot get a part because she has not tried hard.

言い換えれば、頑張っていないから役は取れないと言っている。

If he was playing they would probably win.

彼がプレーしていれば、勝てたのにという現在の話し

He is not playing so they will probably not win.

彼がプレーしていないから、負けるだろうと未来の予想をしている

If I had his address I could write to him.

住所を知っていたら、手紙を書けたのになという現在の話

I do not have his address so I cannot write to him.

住所が分からないから、手紙を書けないという現在の話

 

 

if節で未来について仮定的に話す時には、過去形を使います。

 

注意)多分起こることはないと思って話しています。

 

We would go by bus if it wasn’t late.

遅れていなければ、バスで行ったんだけどという未来の仮定

We won’t go by bus because it is late.

遅れているから、この後(未来)バスでは行かないということ

I would look after the children for you at the weekend if I was at home.

家にいたら、週末に子供の面倒を見たけれど、という未来の仮定

I can’t look after the children because I will not be at home.

この後家にはいない(未来に)から、子供たちの面倒は見られない

 

 

起きるかもしれないことについて話す時、if節を過去形にします。

 

例文If he came tomorrow we could borrow his car.

 

 

過去に起こらなかったことについて話すとき、過去完了をif節で用い、助動詞を主節で用います。

 

If you had seen him you could have spoken to him.

もし彼と会えていたら話していたという過去の仮定

You did not see him so you could not speak to him.

彼とは会わなかったから話せなかったという過去

If we hadn’t spent all our money, we could take a holiday.

もしお金を全て使っていなければ出かけていたという過去の仮定

We have spent all our money so we can’t take a holiday.

お金を全て使ってしまったから、出かけられないという現在

If I had got the job we would be living in Japan.

仕事が決まっていたら、日本に住んでいたのにという過去の仮定

I did not get the job so we are not live in Japan.

仕事が決まらなかったから、日本には住まないという現在

 

 

 

主節が、過去について話している時、従属節は助動詞+haveを使用します。

「~してたら、~だったのに」と、現実に起こったかもしれないことを話しています。

 

If you had seen him you could have spoken to him.

会えていたらという過去の話

You did not see him so you could not speak to him.

会えなかったから、話せていないという過去

You could have stayed with us if you had come to London.

ロンドンに来てくれていたらという過去

You couldn’t stay with us because you didn’t come to London.

ロンドンに来なかったから、滞在できなかったという過去

If you had invited me I might have come.

招待してくれていたらという過去

You didn’t invite me so I didn’t come.

私を招待してくれなかったから、来なかったのだという過去

 

 

仮定法を用いた場合の方が、伝えようとしている内容の印象が変わり、話しやすくなることもあります。

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